セミナー会場


腰痛治療セミナー中川忠典先生特別講演


 

 

すべての配信は2024年3月17日(日曜日)午前0時を持ちまして終了致しました。
ご参加いただき誠にありがとうございました。
尚、ご講演をいただいた中川忠典先生より、当日、お答えできなかった視聴者の先生方からの質問に対する回答をお預かりしております。

 

プロテックでの変形(側弯症や亀背)の方への治療は可能でしょうか?また、腰部以外の椎間板へのアプローチ方法(テクニック)はありますでしょうか?

 

まず、亀背について言葉の定義ですが、日常的な姿勢不良、デスクワークや農作業などの従事による長時間の同一姿勢など、背中を丸めた姿勢が定着することによって起こる。 加齢とともに、骨の摩擦や脊柱の変形、骨粗鬆症、外傷などによって椎間板の変形などが起こり、背骨が曲がる。
亀背と円背の違いは、亀背は突背ともいわれ、脊椎カリエスの際にしばしばみられ、数個の胸椎が限局性に突出したものである。 円背(脊柱後弯)とは、胸椎の後弯の増強したものである。 先天性のもの、クル病性のもの、脊椎の骨粗鬆症、変形性脊椎症によるもののほか、靭帯、筋等の脊柱支持組織の機能不全によるものなどがある。
(google調べ)
これらを前提として、椎間板の扁平による円背や単なる姿勢による円背はプロテックを用いた治療で改善が非常に期待できます。
側彎症はcobb角が10度未満であれば、症状は消失させることができます。肋椎関節のアライメント不良による疼痛や筋肉の緊張は完全に解消できます。
Cobb角の改善については、別な治療法と組み合わせて改善することができます。
上記の亀背の定義によると、亀背は形質的な問題があるので外力による改善は不可能かと思います。
ただし、骨粗鬆症は椎体の圧迫骨折によるものであるし、変形性腰椎症の痛みや椎間板を含めて、靭帯、筋等の脊柱支持組織の機能不全によるものはプロテックによる治療で改善されます。

 

ぎっくり腰の患者様にプロテックを使用する際の利点や注意点を教えてください。

 

立ったまま装着することができるので、骨粗鬆症による圧迫骨折のギックリ腰、またredflagsによる腰痛には使いません。
椎間板症によるぎっくり腰には効果が著名で、プロテックに乗っているときには全く痛みがないとまで言ってくれる患者さんが多数いらっしゃいます。
筋・筋膜性のぎっくり腰、関節性のぎっくり腰についても効果的です。
それぞれ、プロテックを用いた治療にコツがありますが、基本的には痛いことはしない、ということと、とりわけ初回の場合には一回での施術を10分以内とし、まだ継続する場合には、一度患者さんをプロテックからリリースし、再度セットしなおしてから治療を継続することをお勧めします。長時間の治療の継続は、脱力によって筋力が弛緩しすぎてしまうことがあり、治療が終わって立たせるときに痛みが瞬間的に強くなることがあります。
これは、数回に分けて治療を行うことで回避することができますので安心してください。
ぎっくり腰の患者さんがいらっしゃったら、どの部分に痛みの問題があるかを鑑別することが重要です。

 

以上となります。

 

尚、中川忠典先生が主宰する中川忠典オンラインスクールでも、腰痛の鑑別診断方法など、さまざまな情報提供を行っていらっしゃいます。
中川忠典オンラインスクールはこちら

 

書籍プレゼント及び腰痛治療器プロテック体験会のお知らせ

 

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